コロナ禍の今だから見ておきたいウイルスとの闘い!「コンテイジョン」など動画配信サービス(VOD)人気作品5選

新型コロナウイルスの世界的な流行により、世界では300万人近くが感染し、20万人以上の人が亡くなっています(2020年4月27日現在)。
感染拡大が止まらない日本国内でも、緊急事態宣言が出され、ゴールデンウィーク明けまで不要不急の外出を控えるようにといわれています。

Stay Home週間
特に感染者が増えている東京では、小池百合子知事が4月25日からゴールデンウィーク最終日までの12日間を「Stay Home週間」と名付け、行楽や帰省を我慢して自宅で過ごすよう都民に要請しています。
外に出られない今、家での楽しみ方の1つとして、動画配信サービス(Video On Demand=ビデオオンデマンド=VOD)での映画鑑賞が挙げられます。

動画配信サービス(VOD)は、利用者が自宅などでいつでも好きな時間に、テレビやパソコン、スマートフォン、タブレットなどを使って映画やテレビドラマ、スポーツなどのコンテンツを気の向いた時間に視聴できるサービスです。
子ども向けコンテンツも数多く用意されており、学校が休校になった子ども達にも嬉しいサービスです。

会員登録が必要ですが、初回登録すると一定期間無料視聴できるなどの特典がある会社や、会員登録をしなくても見られるコンテンツを用意している会社などがあります。
日本より早い時期から強力な外出制限が求められているアメリカでは、この動画配信サービスの加入者が急増しています。

この動画配信サービスで視聴できるコンテンツ中には、新型コロナウイルスの流行を予言していたかのような、未知のウイルスと人間の闘いを描いた映画があることをご存じでしょうか。新型コロナウイルスが流行している今だから見ておきたい動画配信サービス(VOD)で話題の邦画・洋画5作品を紹介します。

未知のウイルスと闘うアメリカ映画「アウトブレイク」(1995年作品)

出演
  • ダスティン・ホフマン
  • レネ・ルッソ
  • モーガン・フリーマン
  • キューバ・グッディング・Jr
  • パトリック・デンプシー他
監督 ウォルフガング・ペーターゼン
脚本 ローレンス・ドゥウォレット、ロバート・ロイ・プール
作品紹介

恐ろしいほどの伝染力と死亡率を持つ未知の病原体。その脅威と、病原体に立ち向かう人々の姿を描いたパニック・サスペンスです。エボラ出血熱をモチーフとするなど科学的根拠に基づいたリアルな内容になっており、恐怖がリアリティを持って迫ってきます。

あらすじ

米国陸軍伝染病医学研究所(USAMRIID)でレヴェル4(最高警戒度)の研究チームを率いるサム・ダニエルズ大佐は、上官フォード准将に命じられてアフリカの小さな村に派遣される。そこでは未知のウイルス“モタバ・ウイルス”によって村人たちが次々と死んでおり、サムはこのウイルスがアメリカにも伝染する可能性があると判断し、警戒態勢を取るようフォード准将に進言する。しかし、フォードはこの病原菌の研究をやめるようサムに命令する。

その直後、カリフォルニア州のある町の住民たちに伝染病が発生する。その症状は“モタバ・ウイルス”と全く同じものだった。サムは命令を無視して町に駆けつけ、疫病管理予防センター(CDC)で働く別れた妻ロビー(レネ・ルッソ)と共にウイルス制圧に取り組む。しかし、このウイルスの死亡率はペストよりも高いという現実を知ることとなる。

そんな中、陸軍から提供された血清がウイルスに感染していた猿に劇的な効果を与えたことが希望となる。しかし、なぜ陸軍は発見されたばかりの“モタバ・ウイルス”の血清を持っていたのか?サムは驚くべき事実を知ることとなる…。

視聴可能な動画配信サービス(VOD)

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視聴した人の口コミ
新型コロナウイルスが流行し、家にいて暇なので動画配信サービスで見ました。20年以上前の作品ですが、エンターテインメントとして楽しめ、ウイルスの恐ろしさもよくわかりました。
昔、公開された時に話題になっていたので劇場で見ました。今回、新型コロナウイルスが流行り、久しぶりにVODで見てみました。ウイルスの恐ろしさは伝わりますが、娯楽映画なので、ロマンスあり、ヒーローあり、そして軍部の闇ありという感じです。
エボラ出血熱は、当時は耳慣れないものでしたが、今では良く聞くようになりました。けれどもまだ制圧はできていないようです。この20年の間にも、新型インフルエンザ、SARS、MERS、そして今回の新型コロナウイルスなど未知のウイルスが次々と現れています。人類とウイルスの闘いはこれからも続いていくのでしょうね。

医療崩壊の現実を描く日本映画「感染列島」(2009年作品)

出演 妻夫木聡、檀れい、国仲涼子、田中裕二、池脇千鶴他
監督・脚本 瀬々敬久
作品解説

「神に裁かれるのは、人間か?ウイルスか?」をキャッチコピーに、2009年1月に公開された日本の映画です。未知なるウイルスの感染拡大の恐怖、そしてそれと闘う医療従事者たちの姿を描いたヒューマン・エンターテインメントです。

新型ウイルスのパンデミックで社会の人たちがどのような影響を受け、どのように向き合えばいいのかということに正面から挑んで描いており、今の私たちにも大変参考になります。この映画公開から3ヵ月後には、実際に新型インフルエンザが世界的流行となり、カンヌ国際映画祭でも話題となった作品です。

あらすじ

いずみ野市立病院の救命救急医の松岡剛のもとに、1人の患者が運び込まれた。その患者は、高熱、肺炎、痙攣、吐血などの症状があり、全身感染による多臓器不全を起こしていると思われた。それはこれまでに見たことのない感染症状で、新型インフルエンザを想定して治療が進められるが、あらゆる薬を使用しても効かずに患者は亡くなってしまう。

正体不明のウイルスはさらに病院の医療従事者、患者にも感染し、病院はパニック状態に陥る。感染拡大は病院内だけに留まらず、大阪、広島、仙台と全国各地に広がっていく。
戦場と化した剛の病院に、 世界保健機関(WHO)からメディカル・オフィサーの小林栄子が派遣される。栄子は、このまま感染が拡大すれば、わずか半年で感染者が数千万に達するという恐るべき事態を予測する。
剛と栄子は、ウイルスの正体や発生源を突き止め、ウイルスの治療法を見つけるために協力するが…。

視聴可能な動画配信サービス(VOD)

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視聴した人の口コミ
10年以上前の作品ですが、よく描かれていると思う。平時に見たら「医療の進んだ日本でこんなパニックが起きるわけない」と思ったかもしれないけれど、医療崩壊の危機をニュースで見ている今、現実と重なるものがあります。もっと早く見ておくべき映画だったのかもしれません。
物語上仕方ないのかもしれませんが、主人公の医者2人が病院を離れて発生地に行くというのはありえない、リアリティに欠けると思いました。
また、感染拡大国から帰ってきて感染を広めるというのも、コロナが流行る前なら、「そんな無防備なことが今の日本で起きるわけない、その前に防げるでしょ」と思っていたかも。でも、これは実際に今日本で起きてしまっていることなんですよね。
ラストを見て、今の状況でも最後まで希望を持ち続けたいと思いました。

鳥インフルエンザとの闘いを描いた韓国映画「FLU運命の36時間」(2013年作品)

出演 チャン・ヒョク、スエ、パク・ミナ、ユ・へジン、キム・ギヒョン他
監督・脚本 キム・ソンス
作品解説

韓国で2013年に制作されたウイルスパニック映画です。
感染すると36時間で死に至るというウイルスの感染拡大により混乱する都市の様子や、完全閉鎖された都市で愛する人達を救おうとする救急隊員の姿を描いています。
韓国の実力派俳優たちが出演し、徹底した医学的考証をもとに臨場感あふれる描写で極限状態の人々の姿が描かれています。

あらすじ

韓国のある都市に密入国者を運んで来た男が、謎のウイルスに感染して死亡する。それから24時間も経たないうちに市内の病院でそれに似た症状の患者が続出して、次々と命を落としていく。ウイルスの爆発的な拡散になすすべのない韓国政府は、国家災難事態を発令して都市を完全封鎖する。救急隊員ジグは女医イネと出会い、感染者の治療に当たる彼女に代わって彼女の娘ミルを守ることになる。しかし、世界的パンデミックを恐れたアメリカ軍が、都市を丸ごと攻撃して消滅させる計画を進めていた…。

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視聴した人の口コミ
アメリカが他国の都市を爆発するなんてありえない、韓流らしいなと、以前は絵空事のように見ていたが、あらためてもう一度見てみると、マスクが取り合いになるシーンとか新型コロナウイルスが流行している今なら理解できる描写が多かった。子役の可愛さに癒された。
韓流ファンの私としては面白かったけれど、アメリカ映画「コンテイジョン」に似ているなと思いました。

ウイルスで人類滅亡?40年前の日本映画「復活の日」(1980年作品)

出演 草刈正雄、渡瀬恒彦、ジョージ・ケネディ、

オリヴィア・ハッセ―、ロバート・ボーン他
監督 深作欣二
脚本 高田宏治、グレゴリー・ナップ、深作欣二
原作 小松左京
作品解説

1964年にSF作家小松左京が書いた小説を原作に、(旧)角川春樹事務所とTBSにより製作されたSF映画で、英題は“Virus”といいます。総製作費は25億円とも32億円ともいわれ、日本の人気俳優の他、ハリウッドスターが大勢出演し、アメリカ大陸縦断ロケや南極ロケなども敢行した当時話題になった作品です。

あらすじ

1982年、東ドイツの研究所から盗まれた猛毒ウイルスMM-88。盗み出したスパイが乗っていた飛行機がアルプス山中で墜落した。その直後からカザフスタンで放牧中の牛が大量死し、イタリアでは乳児や幼児を中心に感染が広まって、「イタリア風邪」と命名される。
やがてこのイタリア風邪は全世界に広がり、人類は南極の観測基地にいたわずかな人間だけを残して滅亡してしまう。

南極基地の生存者の1人で地震研究者でもある吉住は、アメリカ東部に大地震が起きる可能性を察知する。その地震で、南極に向けて核ミサイルが発射される恐れがあることを知る。それを阻止するためのアメリカへの決死隊が結成されるが…。

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視聴した人の口コミ
ウイルスの世界への感染拡大とか、今の状況に通じるテーマに興味を持ち見ました。面白かったです。NHKの朝の連続テレビ小説でヒロインの祖父を演じていた草刈正雄さん、今でもダンディーですが、若い頃はとてもハンサムで素敵だったんですね。外国の俳優さんに引けを取りません。
1964年に発表した小松左京の小説、ウイルス拡散、核問題、東西対立といった問題を描いていて、今でも色褪せていないなと思いました。監督のこだわりで南極ロケを行い、チリ海軍から本物の潜水艦を借りたとか。今ならCGで作れてしまうんでしょうが、やはり実際の映像だからか迫力がありました。

今、注目の映画「コンテイジョン」(2011年作品)とは?

出演
  • マリオン・コティヤール
  • マット・デイモン
  • モーガン・フリーマン
  • ローレンス・フィッシュバーン
  • ジュード・ロウ
  • グウィネス・パルトロー他
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
脚本 スコット・Z・バーンズ

世界を恐怖に陥れた未知のウイルスへの恐怖と、ウイルスと人類の闘いを豪華キャストで描いたアメリカのサスペンス大作です。接触によって感染し、高い確率で死亡する新種のウイルスが世界各地で流行し拡大していく中で、社会が混乱し人々がパニック状態に陥っていく様子がリアルです。コンテイジョン(Contagion)とは接触感染という意味で、新型コロナウイルスによるパンデミックを予言していたかのような作品です。

あらすじ

香港出張の後、元恋人と密会してから夫と子どもが待つ家に帰宅したベスは、その後体調を崩し2日後に亡くなる。その頃、香港、ロンドン、そして東京でも突然人が倒れる。謎のウイルスに感染したことが原因のようだ。この新型のウイルスは、驚くほどの速さで全世界へと広がっていく。

米国疾病対策センター(CDC)は決死の覚悟で感染地域にドクターを派遣する。一方、世界保健機関(WHO)も必死にウイルスの発生源を探ろうとする。

しかし、ある過激なジャーナリストが、嘘の情報をブログで拡散したことにより、人々は不安と恐怖に陥る。そして人々の不安と恐怖はウイルスよりも早く拡散して、パニックが起き社会は崩壊していく。
その時、国家、医師、そして家族を守る市井の人々が選んだ決断とは何か…。

視聴可能な動画配信サービス(VOD)

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視聴した人の口コミ
10年前の映画とは思えない、まるで今の新型コロナウイルスの蔓延を予言しているかのような映画です。映画の最期に、どうしてベスが発症したかをたどっていくシーンがあり、最期にコウモリに行きつきます。新型コロナもコウモリが原因と言われており、背筋が凍る思いがしました。
今の世界の状況にとても似ていて面白いよと友達にすすめられてVODで見ました。
ジュード・ロウが演じるジャーナリストが嘘を拡散して人々がパニックになりますが、世界でも、そして日本でも今起きていることです。(お湯を飲めばウイルスは死ぬというデマ情報など)感染したことにより、元恋人との浮気が夫に知られてしまうとか、新型コロナでも濃厚接触者を徹底的に調べているから現実にも起こりそうな話です。
映画を現実が追いかけているようで怖くなりました。

動画配信サービス(VOD)で視聴できる、未知のウイルスと人間の闘いを描いた映画5作品を紹介しました。不要不急の外出自粛が求められる今、視聴してみてはいかがでしょうか。

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